感覚研究委員会|JIDA東日本ブロック                     

感覚研究委員会準備会 2013年度
設立記念対談「表層と深層のデザイン」

文/石田聖次

1:年間活動報告 立ち上げ記念イベントの開催

2014年度から正式発足する感覚研究委員会の立ち上げ記念として、サイエンス作家の竹内薫氏と、脳科学者の茂木健一郎氏を迎えて、イトーキイノベーションデザインセンターにて対談を開催しました。

2:年間活動報告

開催日:2014年2月5日 16:30~19:00

会 場:イトーキイノベーションセンターSYNQA

参加者:80名(会員45名/一般35名)

 

竹内薫氏と茂木健一郎の御両名には、科学的な視点からデザインを語って頂きました。メディア等に出られている方々なので内容も聞く側の立場の違いに会わせた解釈が出来るように解りやすく、全員の方々が満足されていたように感じました。以下、箇条書きにて報告します。

  • 感じ取るセンス、視覚・聴覚には感受性の差がある。
  • デザイン分野の感受性。遺伝的要因:文化的要因=5:5
  • Public standing of Design: 日本では「デザイン」は教育されない=社会とデザインの距離感あり。
  • 日本の社会に不足しているもの:批判性。/デザイン:標準化された評価とは相容れない営み。
  • 日本のデザインの危機:社会の在り方と大きく関わる。日本の価値とは、売れるものが善。
  • 日本は同調圧力社会
  • 江戸と明治の断絶→日本の美意識の混乱を生じさせている
  • 深いデザイン=何をアフォードするか。浅いデザイン=どんな風に美しいか。
  • 若い世代:Digital native =省エネモードでITを使いこなす→これからどのようなデザインを生み出すか要期待!Nativeとは省エネモード。
  • シロウトとプロの境界:レベルが高まる=進化のうらぎり。
  • ダイソンには、デザイン部門、エンジニアリング部門の区切りなし。そもそもデザインとはそういうこと。
  • 現在のデザイントレンド:スペックの追求=商品デザインは終わった。
  • 日本の生命哲学、そぎ落とす機能美、アニミズム=日本のデザインであった。
  • 捨てられなくなってしまった日本のデザイン
  • デザインとは:ユーザーに固定観点を捨て去れる具現なのでは?
  • デザインとは:マーケットを無視した上に成立する営みなのでは。消費者・マジョリティ・社会構成をどう捉えるか。どう訴えるか。

など、幅の広いお話を頂きました。

更新日:2014.05.03 (土) 11:30 - (JST)