文/堀内智樹
●「デザイン商品を実売につなげる秘訣~デザイナーが知るべき商品化の実例~」
セミナー開催
2013年7月10日 JIDAギャラリー
●第76回 東京インターナショナルギフトショー2013秋 出展
2013年9月4,5,6日 東京ビックサイト
●第77回 東京インターナショナルギフトショー2014 春 出展
2014年2月5,6,7日
【総括】
景気上向きの見出しが躍った2013年だが、デザインの現場では景気の良い話は聞かない。
実際、セルフプロダクトを目指すJIDA会員は増えていると感じており、初めての参加者も毎回増えている。
自ら市場でモノを売る行為は、大変複雑でイメージ通りには行かない。
デザイナーの生き残り策として、または、販売、流通、ユーザーの事情を生で知るきっかけとして、研究する価値は十分にあると感じている。更に新たなJIDA会員誘致のきっかけになれば幸いに思う。
本年は、セミナーを開催した。大変好評で、また、興味を持つ初顔の会員も参加してくれたことで、来年も“セミナーで学んで、トレードショーで活かす”という実践的な活動をつづけてゆく所存である。
セミナー開催
【開催概要】
◆日時:2013年7月10日(水) 18:30~21:30(受付:18:15~)
◆場所:JIDAギャラリー(六本木 JIDA事務局)港区六本木 5-17-1 AXISビル 4F
◆定員:30名
◆主催:JIDA 東日本ブロック デザイン&マーケット委員会
【セミナー&懇親会内容・プログラム】
18:30~ デザイン&マーケット委員会の活動報告とこれからの活動計画/委員長 堀内
18:45~ 「デザイン商品を実売につなげる秘訣~デザイナーが知るべき商品化の実例~」
福永紙工(株)代表取締役 山田明良氏
19:45~ 「展示会の現状と出展のメリット」
(株)ビジネスガイド社ギフトショー事業部次長 藤波信義氏
20:00~ 質疑応答
20:15~ 懇親会
21:30 閉会
<山田明良氏プロフィール>
福永紙工株式会社 代表取締役。2005年、デザインディレクターで、つくし文具店2代目店主として活動する萩原修氏と出会い、2006年4月に「かみの工作所」プロジェクトを正式スタート。以降、福永紙工が得意とする厚紙の加工、印刷して型で抜く、平面的な紙を立体的にしていく技術にインスピレーションを得たデザイナーたちが集まり、建築模型添景セットである「テラダモケイ」など紙を使ったアイテムをリリース。2009年、2010年には、見本市「インテリアライフスタイル」に出展。現在様々なメディアでも取り上げられ、国内のみならず海外でも販売。http://www.kaminokousakujo.jp/
・参加者(会員/一般/学生等) 28名
・報告:
福永紙工(株)山田社長から、アイデアを商品化し、市場に受け渡すプロセスをかなり具体的に紹介いただき、セルフプロダクトを検討しているデザイナーたちの参考になった。また、ギフトショーの出展社側(ビジネスガイド社)からの出展者の心がけなどを紹介いただき、2ヶ月後に出展を行うギフトショーへの準備の参考になった。
懇親会では、初参加での参加者も多く、会場では最後まで賑やかに懇談が続いた。