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青木 英明

★JIDA入会のきっかけは?★
大竹美知子さんのお誘いです。ちょうど職場のプロダクトデザイン
専任教員になったことからJIDAのお話をうかがいました。
JIDAの会員は工業デザイナーが多いでしょうから、どのようなお仕事
の方がいるのかなあという個人的な興味もありました。研究室は
グループモノ・モノの活動をした秋岡芳夫氏のおられた所です。
ノームデザイン(株)の宿輪吉之典氏とのご縁で教員を始めました。


★代表作品とエピソード★
財団法人で建築と都市計画関連の研究半分、設計半分の業務でした。
設計は、新宿西口の地下道計画や駅の計画でしたが、その中でスト
リートファーニチュア、景観設計、歩行車道デザインなどに興味が
あります。大学で家具の設計をしました。作品例として折りたたみ式
の製図台の写真を添えます。当時の中国画材(株)で制作してもらいま
した。研究成果には歩行者施設の設計基準、バリアフリーのガイド
ライン等があります。(写真:折りたたみ製図台)

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★最近の関心ごと★
路面電車(LRT)復活の活動をしています。欧州の自転車共同利用にも
関心があり、昨年今年と視察しました。フランスのリヨン、パリの
自転車は、広告会社が展開するもので、巨大な資本で数千台単位の
自転車を貸しだすシステムです。盗難防止の電子装置、バンダリズム
対応、互換性のない部品設計などのデザインだけでなく、広告料で運営
するビジネスモデルも重要です。自転車デザインでは語れないところに
興味がわきます。

★趣味について★
学生時代に、マドリッドのクラシックギター製作家のホセ・ラレミレス
氏に手紙を書いて、ドイツから車でそれを受け取りに行きました。
ラミレス氏の返事が忘れられません。「私の作るギターは、一種類しか
ありません。工房に来たら3つ用意するので、自分で一つ選んで買って
ください」とありました。今はネットオークションでギターを買ったり
しています。興味の範囲は、クラシックから、ジャズ、ポップスへと
広がりました。

★私とJIDA★
多くの学会に入会していますが、いずれも冷たく事務的です。JIDAは
活動が活発でしかも血が通っている。私は入会したてでよく分からない
のですが、もうすこし会費を安くして欲しいところです。日本はまだまだ
技術立国、製造業大国です。JIDAへの大手企業の協賛、支援がもっと
あってもいいはずですが、どうしてなのでしょうね。

★私の仕事道具★
LEITZの二穴パンチです。海外の文具店に駆け込んで、パンチ、ステープ
ラー、ハサミをよく購入します。いずれも業務用、大型のもの中心です。
ステープラーは、CASCO(スペイン)がいいですね。ハサミは、フィス
カース(フィンランド)を集めています。ドイツのLEITZは、厚綴じ冊子
も一発で穴を開けます。一生ものでしょう。

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青木英明

青木 英明/Hideaki Aoki

共立女子大学
建築・デザイン学科准教授(クラフト研究室所属)

★自身のプロフィール★
2008年JIDA入会。
1980年東京大学工学部建築学科大学院博士課程卒業・工学博士
大学では、近代デザイン史、人間工学、プロダクトデザイン演習、図学などを受け持っています。
趣味は、PCの自作・組立、スポーツ用自転車のり、楽器いじりです。

更新日:2012.01.06 (金) 08:11 - (JST)