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★JIDA入会のきっかけは?★
専門学校時代、うちの科の講師だったのがJIDAの元理事である倉方
雅行氏。倉方先生と私は偶然にも下の名前と誕生日が一緒というこ
とが分かり、大して出来も良くない私のことを覚えていただいたよ
うでした。その後卒業後に事務器メーカーに就職したのですが、そ
の時はまだJIDAには入っておりませんでした。入社1年後くらいに
モーターショーへ行った際にばったりと倉方先生と遭遇。その際
JIDAのお話を聞き、軽く勧誘(笑)されたので、会友になりました。
以来、在職中は会友のままだったのですが、独立を機に正会員に。
★代表作品とエピソード★
高精度ペーパー裁断機「Trim Gear TG-110」
初めてグッドデザイン賞を受賞した作品です。当時の上司からカッ
ターユニットだけを渡され、1からやってくれと言われ、最初は困
惑した覚えがあります。その後すぐにどんなターゲットに向けた商
品にすべきかという企画をスタートし、”プロのカメラマン”という
ターゲット層を決め、主に写真用印画紙や普通紙を裁断するための
スペック、機能、性能を決め、設計構想までを考えデザインしました。
これまでにない非常に精密な裁断精度と便利な機能が搭載され、
数量は多くないものの全国のプロに愛用される商品となりました。

★デザインについての考え方、ポリシーについて★
最近つくづく”デザイン”というものは簡単に定義できないものだな
あと実感します。ですから明確なポリシーや考え方はまだまだ模索
中なのですが、少なくともデザインを生みだす際にはそれに触れる
誰かが楽しさ、美しさや快適さを「実感として」感じるようにした
いと考えています。
★最近の関心ごと★
去年発行された本なのですが、デザイナーとして興味深かった本が
2冊ありました。「ハイコンセプト〜「新しいこと」を考えだす人
の時代(三笠書店)」と「クリエイティブ・クラスの世紀(ダイヤ
モンド社)」です。「ハイコンセプト〜」は経営コンサルのダニエ
ル・ピンク氏が執筆、それをあの大前研一氏が訳しています。
これまで、直感的な「右脳主導思考」の人間は変わりモノで軽視さ
れていたが、実はこの「右脳主導思考」は人の心理を読み取ったり
共感する能力である、アジアを中心に安い人件費のエリアに仕事を
が移ってゆき、コンピューターが単純労働の中心になるこの世紀に
は、ユーザーに共感し、新しいビジネスやサービスを創造する、
この「右脳主導思考」が重要になるというもの。「クリエイティブ
・クラス〜」はクリエイティブな職業に従事する人口がアメリカで
はどんどん増えてきている、多様な人種や移民、ゲイなどに寛容な
エリアは才能を引き寄せる磁石となり、産業やサービスが栄える傾
向にある、ということが書かれています。
興味深いのはこの2冊がデザイン書ではなく完全にビジネス書であ
ること。数年前まではマーケティングを中心とした経済論、過去か
ら未来を導く手法、低コストによる価格競争の”作り方”が主だった
ビジネス書。それが、経営にとって創造すること、デザインの手法
が不可欠になるということが正面から描かれるようになったことに、
これからのデザインのあり方を考えさせられました。
★趣味について★
数年前から浅草三社祭などで御神輿を担いでいます。
伝統という崇高さを感じると同時に、戦いの本能をくすぐられる
熱気や仲間との結束意識、街全体の開放感と活気。
内なる何かが迸る感覚があります。
東京生まれなのですが、地元は都下のほうなのであまり大きなお祭
りもなく、以前は「踊る阿呆に見る阿呆」でいうところの『見る阿
呆』でしたが、一度浅草で担ぎ始めて虜になってしまいました。
なかなか一言では言い表すことはできないのですが、とにかくスポ
ーツとかそういうものとは全く違う感覚です。
お祭りシーズンオフの現在、すでに来年の御神輿を楽しみにしてい
ます。
★私とJIDA、JIDA活用法、JIDAに望む事等、JIDAに関する事★
まだまだ正会員になって日が浅いので、これからどんどんJIDAに
関する活動に参加させていただき、勉強させていただきたいと思い
ます。
★私の仕事道具★
ペンスタンド。手前味噌になってしまいますが、メーカー在職中に
デザインした商品で、通常よりもコンパクトにデザインしたので、
筆記具以外にも色々なモノをいれて使っています。
半ペンスタンド、半小物入れみたいな役割になっています。


加藤 雅之/Masayuki Kato
ジェリーコールデザイン株式会社
JERRY COLE DESIGN Co.Ltd
www.jerrycole-design.com
E-mail:
m.kato@jerrycole-design.com
★プロフィール★
東 京生まれ。東京デザイナー学院にてプロダクトデザインを履修。カール事務器株式会社にインハウスデザイナーとして入社。マーケティング業務、商品企画、プ ロダクトデザイン開発、パッケージ開発などを行い。経営直下のデザイン部門責任者としてデザインディレクション、商品化に関わるトータルプロデュースを行 う。2008年2月退社。同3月ジェリーコールデザイン株式会社設立。
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