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第68回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2009

日時:2009年9月8日(火)〜11日(金)

場所:東京ビッグサイト全館
参加:15名
主催:JIDA東日本ブロック運営委員会・ギフトショー担当




2009年9月8日(火)から11日(金)までの4日間、東京ビッグサイト全館にて、国内
最大のトレードショー「第68回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2009」
が開催され、春に続きJIDAも出展参加いたしました。

ギフトショー全体のテーマは「エコライフで消費ビジネスの新市場を創出」でしたが、
さらにJIDAでは「インダストリアルデザイナーの視点から創るギフト」をテーマに、
デザイン性の高いギフトを提案しました。
参加した15名のデザイナーそれぞれの出展物は個々のオリジナル性を重視したため、
搬入当日にブース全容が見えたという流れでしたが、参加者の多くがブースレイアウト、
その他準備に協力していただけたので、ローコストで見やすい設営が出来て、来場者の
評判もまずまずでした。

我々JIDA参加メンバーが提案したジャンルも、生活用品・食器・花器・キッチンツー
ル・文具・家具・ファッション・PC周辺機器など多彩でした。その中の一つに興味を
持たれた方がブースに立ち寄り、続けて他のモノも見るという連携、連鎖もあり、参加
者同士もフォローしあったりと、協同出展の良さが活かされていました。

私は4日間の会期中、連日ブースに居ましたが、様々なジャンルのショップバイヤー、
メーカーの方などにお会いすることが出来、デザイナーとしてバイヤーから生の声を
聞き、交流を得られる機会はとても有意義だと実感しました。
また自分の予想外の業態から引き合いがあった方も多かったようです。
(インテリアショップ向けにデザインした商品が冠婚葬祭企業に人気があったりなど)
さらには出展した製品のデザイン性を気に入り、新たな商品を依頼される方もいたとの
ことです。





エントリーされた皆様は、それぞれに手応えを感じて有意義な展示会となりました。
開催後行ったアンケート結果のコメントを幾つかご紹介します。

■約30社と具体的な取引商談を行うことが出来ました。
■素材メーカーなどから素材提供や取引の打診、ギャラリーとの取引、Xmasのイルミ
ネーションの一部に多数使われることになった 。
■DMを持ち帰った後に問い合わせが何件か有った
■JIDAの方とのネットワークができた、デザインを売る以外の「商品を売る」という
ビジネスの可能性が見えた。
■新規顧客を開拓できた、思ってもない業種から問い合わせがあった 。
■デザインブームの功罪の影響を受けていない新鮮な来場者の方々に恵まれ、ニュー
トラルな展示会であることがギフトショウの魅力だと思います。
■今回はクライアントとともに参加させていただき、小売店等から直接意見を聞けた
ことで、商品化に 向けて(クライアントが)迷っていた点の決断が多く出来て、
作業進行がスムーズになった。
■予想以上に大手企業や有名セレクトショップ、ミュージアムショップの方など、普段
営業しても新規では会えない担当者や 範疇になかった企業の来場者が多く営業先が
広がり勉強になりました。
■できるだけJIDA会員ご本人もしくはデザインの内容を説明できる人が現場にいるべき
だと思う。

ギフトショーと言えば、昔から地方の物産展や、販促ノベルティの展示会というイメー
ジがありましたが、最近は洗練された新しい商品も数多く出展されており、特に主催者
がデザイン性の高い商品を展示するブースを集めた「アクティブデザインコーナー」
エリアにJIDAブースも設置されました。

今回開催された出展社数・来場者データは下記になりますが、来場者のほとんどがバイ
ヤーと言われています。
出展社数:2,316社 (含海外25の国と地域、400社の出展)
総来場者数:195,413人 (海外来場者2,658人含む)

日本全国から商材を探しにくるバイヤーにとっては、良い商品であれば即商談、という
環境ですので、プロトタイプを発表するデザインの展示会とはまた違った切り口で、
よりビジネスに直結した場として活用していくべきでしょう。出来ればJIDAとして継続
すべきイベントと感じました。



◎参加メンバー◎
飯田吉秋・小川洋介・川辺さち子
谷山 示・佐野邦雄・佐野 正
芝崎るみ・中川千恵美・萩野光宣
長谷川慶・平川真紀・福田一郎
本田圭吾・松本 有・村田桂太

■レポート:佐野 正(sanodesign)     

更新日:2012.01.06 (金) 11:42 - (JST)