日時:2010年10月5日(火)〜8日(木)
場所:東京ビッグサイト
主催:社団法人日本包装技術協会様
アジア最大級のパッケージ総合展“2010東京国際包装展”に併催される4つの
テーマパビリオンの一つである「パッケージ・デザイン・パビリオン」の運営を
受託事業として東日本ブロック事業委員会が行いました。
開催の4日間で、会場である東京ビックサイトに17万人が来場し、包装技術関連
の展示を行う中、我々のパビリオンもメインストリートに面した好立地の場所に
25m×15mのエリアを設けて頂きました。
このエリアに20社分の横3mブースを20個設置し、パッケージデザインに関する
それぞれのデザイン作品や商材などの展示を行い、包装業界のへの様々なデザイン
アプローチが行なわれました。
今回、このようなパビリオンはご依頼主である、社団法人日本包装技術協会様にとっ
ても初の試みであり、開催するまでどのような反応が有るのか、全く未知数であり
ましたが、来場者からは、「デザイン(デザイナー)と初めて交流が持てて新鮮だった」
「デザインとはどのような物か理解でき、必要性を今まで以上に感じた」など多くの
高評価を頂きました。
JIDAがこの運営を受託するに至ったのは諸々の経緯を経ての事でしたが、実際に参加者
を募り、運営するにあたっては、インダストリアルデザイナーが中心であるJIDA内だけ
ではあまり参加者が集まらないという問題にに直面し、そこで募集枠をJIDAだけに限定
せずJAGDA、JPDAというD-8(日本デザイン団体協議会)関係団体や地方の工業技術セン
ター、一般等への呼びかけを行いました。その結果「パッケージ」というキーワードを
中心とした多彩なジャンルのデザイン総勢20社が集結しました。
出展の印象としましては、我々プロダクト系の展示はコンセプチュアルな立体造形物が
多く見受けられ、特許性の有る物が多く見受けられました。グラフィック系では平面媒体
をベースとしたコミュニケーションデザインが中心的に見られました美しさのアピールが
多く見られました。またそれらとは違った方向として、大学で研究された折紙CADを応用
した3D折紙を使ったパッケージへのアプローチや、「包装」という考え方その物に対する
新たな提起など多種多様であった事も評価を得られた要因であったと思われます。
パビリオン全体に関しては、全体カラー、ブース/パネルカラー、配布用出展者ガイドなど
の一切のベースを「黒」に統一し、マーク等のポイントをオレンジに統一することで、アイ
デンティティを高め、尚かつ各作品類が引き立つように構成しました。
今回のこの「パッケージ・デザイン・パビリオン」では「デザイン」に於ける様々な角度、
様々な立場などが多面的に交差することで、多くの方が多くの気付きに出会えた貴重な機会
であったと確信しています。このような機会を頂いた社団法人日本包装技術協会様には深く
感謝致しますとともに、また事業委員会としましてはこれからもこのような機会に多く携わ
れさて頂けるように今後も努力致したいと考えております。
JIDA東日本ブロック 事業委員会 委員長 吉田晃永
関連サイト:
事業委員会 2010東京国際包装展 併催 パッケージデザインパビリオン
http://jigyo.jimdo.com/終了したイベント/tokyopack2010/
社団法人日本包装技術協会オフィシャルサイトの出展者掲載ページ