インハウス委員会|JIDA東日本ブロック                     

インハウス委員会 2013年度
「インハウスデザイナーの活性化に向けた新企画の実現」

文/佐藤敏明

1:年間活動報告

a:天野忠夫氏イタリアデザインセミナー(2013.06.13)

  「サローネに見るイタリア・デザインビジネスモデルの現状」

b:CCSに学ぶデザイン教育のあり方(2013.06.28)

  「CCS伊藤邦久氏といすゞ自動車の矢島氏を交えたデザイナークロストーク」

c:インハウス女性デザイナー研究会(2014.02.24)

  「Newアラサーを定義せよ! ~多様化するアラサー女子の心理と行動~

 

2:年間活動報告

【成果報告】

第27期インハウス女性デザイナー研究会は、株式会社デンソーから新規参画、三菱電機株式会社から韓国出身デザイナー、株式会社東芝からUXデザイナー参画とダイバーシティな体制へと進化。就職・結婚・出産と変化の多い年代であるアラサー女性の複雑な心理と行動をデザイナーたち自身の目線で調査分析、よりリアルな「NEWアラサー女子」の姿を報告。新メンバー参画による新たなプレゼンテーションは注目も高く、好評を持って成果報告を終了。

新規セミナー企画においては、デトロイトのデザイン大学、College for Creative Studies (通称CCS)でトランスポーテーション学科教授を務める伊藤邦久氏と同大学が主催するプログラムの2012年度版に参加した、いすゞ自動車の矢島氏を交えたデザイナークロストークを実施。
イタリア在住の天野氏の来日に合わせ、ミラノ・サローネ2013における最新デザインニュースとトレンド分析、EU不況を背景にBRICs + 中東でビジネス克服している現状を紹介いただいた。

【課題】

JIDA内部の各種イベントと両立する企画立案、日程運営への課題が残った。

【今後の展望】

インハウス女性デザイナー研究会は、プロダクトデザイナー以外の職能が加わり変化をもたらした。若手中堅クラスの女性が集まるプロジェクトにおいて、異なった思考やスキルを持つダイバーシティな体制が発想やアウトプットに効果があることが発見できた。

活動成果も評判良く、発表後の展開利用を視野に入れた活動が展望として考えられる。

イベント企画においては、来場者を通じてグローバル時代を生き抜く企業デザイナーへの機会提供、キーパーソンの連携等が欠かせないと認識した。


a:天野忠夫氏イタリアデザインセミナー(2013.06.13)

サローネに見るイタリア・デザインビジネスモデルの現状とEU不況を背景にBRICs + 中東でビジネス克服している現状を紹介

  • 参加者 約30名(会員/一般/学生等)
  • 報告 インハウス女性研究会を中心にカラー/マテリアルに関心を持つ若手が参加。賑やかな交流の場となった。

b:CCSに学ぶデザイン教育のあり方(2013.06.28)

「CCS伊藤邦久氏といすゞ自動車の矢島氏を交えたデザイナークロストーク」

  • 参加者 約40名(会員/一般/学生等)
  • 報告 

矢島氏はCCSの2012年に参加したプログラムのアウトプットを紹介。一方の伊藤氏は教育手法についてのデザイン他、自身が関わる日本のスポーツカープロジェクトと紹介。

CCSのプログラムに参加した各企業の若手デザイナーから各業界のキーパーソンや日産の中村史郎CCOまでもが来場、「カーデザイン」を通じて想いを語り合う若手とベテランの良き交流の場となった。

更新日:2014.05.04 (日) 02:32 - (JST)