forum_8|JIDA東日本ブロック                     

「工芸ニュース」を囲みながら

東日本ブロック09年度事業 連続フォーラム 第8回 報告


日時:2009年10月24日(土)第1部13:00〜14:20 第2部14:30〜18:00
会場:JIDAギャラリー
参加:30名
主催:JIDA2010ビジョンクエストを推進する東日本ブロック委員会主催




第7回の訪問編[財団法人工芸財団]の話題を受けて、第1部と第2部の構成で、
改めて懇談の場を設け、かつて公的な所にいた方々が、今、どのように考えて
いるかをお聞きしながら、私たちは今、何をすべきかを話し合いました。
3時間半に及んだ第2部については発言抜粋の形で報告します。


◎第1部 「工芸ニュース」の編集に携わって 渥美浩章氏 産工試OB

第1部はJIDAが所有する150冊と、宇賀洋子会員が所有する戦中戦後の貴重本
が展示された中で開かれた。編集に直接携わった渥美浩章氏が1時間40分にわ
たって記事写真、年表などと共に説明した。技術とデザインの関わりを重視し、
図面、工程など詳細な記述に力を入れた編集方針、少数精鋭の体制、人間工学
の啓蒙、レイアウトの工夫、特集号への変遷などが具体的に語られた。

また、ポストモダンデザインをリードしたソットサスが「モノに取り憑いた意
味をはぎ取りたい、記号を一切はぎ取りたい」と言っていたというエピソード
なども紹介された。ICSID‘73KYOTOの報告で最終号となったが、「休刊」と
いう言葉に一抹の望みをかけたと言う編集者の気持も述べられた。

■レポート:佐野邦雄

◎第2部は、下記URLをクリックしてpdfファイルをご覧ください。

kougeikakomi2009.pdf

更新日:2012.01.06 (金) 11:47 - (JST)