nihontou|JIDA東日本ブロック                     

「日本刀のデザインと日本人の心」

東日本ブロック フリータイム倶楽部


講師:加藤 雄章氏(JIDA会員)
日時:2010年03月9日(火)
会場:JIDAギャラリーにて
参加者:
染谷 昇、清水吉治、松島直文、渡辺雅広、栗原一雄(正会員)
和田光夫、河村裕子、多田和恵、山崎 綾、根本 実、辻 圭介(賛助会員)
斉藤直正(会友)
堀川直圭、ダーヴァイネンさゆり(一般)









朝から雨模様の寒い日であったが、15名の参加者を得て加藤さんのお話が始まる。

まずは日野自動車において1トントラックのデザイン開発に拘わりながら、徹底的
にそぎ落とされた日本刀の美しさに、洗練されたデザインの真髄を「用と美」
「物に命を与えるということは、作り手が一心不乱になり、ある瞬間に作者が透明
(空)になっている」

デザインと日本刀の美しさ、そして研ぎ澄まされた日本人の心を読み取る加藤さん
の熱弁は「刀のつばのデザイン」「剣の道と意匠の道」へと展開し、聴講者の心を
捉えてゆく。

1時間あまりのお話の後、ぐっと寛いでの質疑応答は剣道の形から、身振り手振り
をくわえての説明に熱気が感じられた。9時近くまでフリータイム倶楽部の講演会
は続きお話は盛り上がった。


■レポート:JIDAフリータイム倶楽部 加藤周三

更新日:2012.01.06 (金) 11:48 - (JST)