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World Industrial Design Day 記念シンポジュウム

2008年6月4日、六本木ミッドタウン・デザインハブにて、

社団法人日本インダストリアルデザイナー協会(JIDA)と
財団法人日本産業デザイン振興会(JIDPO)主催により、
International Council of Societies Design(ICSID)が50周年を記念して制定した
World Industrial Design Day(6/29)の連携事業としてシンポジュウム
「国際社会における日本の価値」が開かれました。

前半のお話は島崎信氏(武蔵野美術大学名誉教授)から
ICSID第一回大会出席者として、その50年の歴史を振り返りながら、
それを踏まえたネクストステージとして
「複雑化する世の中の矛盾の中において、デザインはいかに調和をとって行くか?」
というキーワードが提示されました。

後半はパネルディスカッションという形で
田中一雄氏(GKデザイン機構 代表取締役社長、ICSID理事)、
益田文和氏(オープンハウス 代表取締役)、
キュー・リーメイ・ジュリヤ氏(国際デザインセンター ディレクター、ICSID理事)、
柴田文江氏(デザインスタジオエス 代表取締役)
の各パネラーからデザイナーの役割として、
「人生のグランドデザインをどう考えるか?」
「デザイナーの立ち位置を考え、これからのヴィジョンを示さなくてはいけない」
というキーワードが提示されました。

これからの国際関係の中でデザインがどう関わって行くか?
そのひとつの指針として、大変興味深いシンポジュウムとなりました。


■レポート:福田一郎




更新日:2012.01.06 (金) 10:09 - (JST)