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金のワラジを作ろう! by 古賀 康隆

こんにちは、スタンダード委員会の古賀です。


材料や製法の知識を得ることはとても面白く、それを共有化することで、
みなさんのお役に立てるという一石二鳥の委員会です。
事前の取材やネタ探しも楽しいものですよ、是非多くの方の参加を心待ちにしております。

「ところでBOPって知ってます?」

恥ずかしながら私はBOPという単語を最近知りました。
1日1$以下で生活しなければならない人たちの話はテレビなどで知っておりましたが、
Bottom Of the Pyramid というんですね。

それより少し前に、スマイルアフリカという活動を知りました。
貧困で靴を履けない子供たちが足を怪我して死に至ることもあるので、
まだ使えるのにサイズが合わなくなった子供靴を贈ってあげようというプロジェクトです。

それはそれで、とてもよい活動だと思います。
でももっと根本的な解決策はできないか?
食料の無いところに種と栽培の仕方を伝授して自給自足を支援するように、
土地の材料で自分達で作れるアイデアとその方法を提案できないだろうか?

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昔の日本では家庭でわらじを作っていたように、現地の材料で自分たちでできる
カタチの提案や作り方、必要ならばその道具の提案など…。
私たちの職能を活かせばそんなアイデアが提供できるかもしれません。
でもそれには現地の材料や生活の状況を知らなければならないでしょうし、
誰かが現地で教えなければなりません。
どちらかのNPOと協力するのが一番でしょう。

大学の授業でNPOとタイアップしてできないでしょうか?
人の為になって単位が取れるなんていいこと尽くめ!
わらじの例だけではなく、農具や住居など様々な可能性があるでしょう。
研究するだけで論文ができそうです。私は文章が苦手なので書く気はしませんが…。

もっと必要としている人たちに自分たちの職能が活かせるのではないか?
それができれば必然的にデザイナーに対する社会的見方も変わってくるのではないか?
なんて気がしてきました。

個人の能力なんて多くの人の役に立ってなんぼと思っています。
みなさん、何かはじめてみませんか?

とりあえず、ミクシィのコミュニティ「JIDA」にトピック「金のわらじを作ろう!」を立てます。
「こんなことならできるかも!」「もっといいアイデアがある!」など話合ってみませんか?!

ミクシィのIDをお持ちでない方はお持ちの方から招待を受ければすぐに入れます。
別にミクシィの宣伝をしているわけではないのですが、
まだJIDA会員のSNSがありませんので当面のコミュニケーション手段と考えております。


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KiD STUDIO  古賀 康隆 / koga yasutaka
www.kid-studio.com

1986年 千葉大学 工業意匠科卒
同年 株式会社リコーにてコンシューマーデザインを中心に担当
代表作 :リコー R1・GR1シリーズ

1997年  リコーのハウスエージェンシーにて
リコーおよびグループ会社のホームページ制作、管理、
販促用CD-ROMコンテンツの制作など
その他 防衛庁、陸上自衛隊、ABAHOUSE(アパレル)
ホームページの立ち上げにも関わる。

1999年 KiD-STUDIO 設立

更新日:2012.01.06 (金) 08:21 - (JST)