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「甘味どころ探索記」第2回 by雷門助七

こんにちは!雷門助七です。

今回も雷門付近の甘味所をご案内をします。
前回は雷門仲見世通りを紹介しましたが、もう少し、雷門付近を詳しく
紹介をしたいと思います。

ちょうど雷門の通りの斜め向かえ、浅草観光センターの並びに
「龍昇亭西むら」と「亀十」がある。
その前に、雷門観光センターのからくり時計は時報と共に神輿を担いだ
人形が出てくる威勢のいいからくり時計がある。もし雷門に行くなら、
時報がなる時間帯に行くと結構楽しめられる。この角だけが毎日祭りの
ようだ!

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さて「龍昇亭西むら」は安政元年というから今から約150年前に創業
した店で、この店は浅草寺の御供物など一手に引き受けた関係上「龍昇亭」
の屋号がついたと言われている。
この店は何を言ってもどら焼きと栗むし羊羹がうまい。特にどら焼きは
甘みの少ない味に仕上がっていて、酒飲みでも別腹で食える代物である。
そして隣の「亀十」は大正時代から手づくりの味として有名であるが、
ここもどら焼きは有名で、あんは十勝の大納言を使い、黒糖松風は本場
沖縄の黒砂糖を使っている。自分としてはやや甘みの多い亀十のどら焼き
が好きである。しかし人によって異なるので何とも言えない。しかし夏の
西むらの水羊羹は絶品である!

さて雷門から合羽橋方面を歩いて行くことにしよう。
雷門おこしの「常盤堂」をこえてしばらく歩くと、「舟和」の支店がある。
舟和を後にして、レコード屋の「ヨーロー堂」が見える。昔は演歌の
歌手たちが結構世話になった店である。時たま今も演歌歌手がみかん箱
に乗って新曲を歌うことがある。レトロな店で今もカセットやレコード
盤を売っている。

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しばらく歩いていると、てんぷら屋の「葵丸進」が見える。創業昭和21
年といわれている店で、金龍かき揚げ丼が有名である。しかしたかが、
かき揚げにしては約2800円払って食うのは酷である。

無視して、オレンジ通りまで歩く。オレンジ通りの角の陶器屋を右に曲
がり、浅草公会堂を向かって歩くと、喫茶店「モンブラン」の店がある。

味は普通であるが、一番落ち着く店で、ちょうど鰻の寝床風の店で奥が
広い。レジに大女将のおばあちゃんが座り、近くの席には地元の店主の
だんな方がコーヒをすすりながら会話を楽しんでいる。
休憩ならこの店である!
時を忘れる場所だ!!
レジに座っている大女将のおばあちゃんもいい!!
絵になる。

もう少し歩くと、かの有名な喫茶&ケーキ店「アンヂェラス」が見える。
この店は、たしかにケーキに関してはうまい。特に、ロールケーキはうまい
のであるが、今流行のパティシエが大手デパートに卸している味や、
自由が丘に店を出している味に比べれば、はっきり言って負ける!
いや絶対に負ける!!
どちらかというと浅草的うまさ、レトロ的なうまさ、が売りである。
この店の別のうまさはホットコーヒーが実にうまい。
こくがあって酸味と苦味が絶妙なバランスを保っている。

しかし最大の問題は店員の態度が良くない。厳つい店員さんが
1時間以上いたら溜め口で出て行けという…
話し声が大きいと出て行けという…
荷物を隣の椅子に置くと出て行けという…
浅草1.2番を争う態度の悪い店である。
従って地元の人間は絶対に入らない!!
しかし何故か観光客が不思議に多く集まる場所でもある。
どっかの法人スタッフとよく似ている!。
スタッフが会員に溜口で話をするなんざぁ〜ふざけている!!。

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さてもう少し歩いていくと、芋きんつばの「満願堂」が見える。
ここの芋きんは一口サイズが多い。化粧をしていても口元は
崩れないという代物である。これまたうまいのである!!。
隣の、おいもやさん「興伸」は大学芋で有名である。
自分は駒形の興伸でよく買うが、蜜の量を頼めばその通りの量に増や
してくれるありがたい店である。薩摩の小町いもを良く出している店
である。

ここの特徴は蜜にある。わざと蜜を残し、朝、トーストを焼いて
このゴマ味の蜜を塗って食べると最高にいい朝を迎えることが出来る。
本当の大学芋のうまさは、冷えたときに食って、うまいと感じたら
それが本物の味である。よく暖かい時に食うのがうまいというが、
本当の芋のうまさは冷えたときに出るのである。

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オレンジ通りと新仲見世通りの角に「舟和」の本店がある。
創業明治35年、約100年間今日まで操業している店である。
芋ようかんが最高にうまい!
しかしあんこ玉もうまい!
最近はあんにフルーツ味を練りこんだあんこ玉もある。
浅草土産ではこの舟和の芋ようかんとあんこ玉を進める。
何も言わずに一度食ってみな!何かが変るよ!!

あと、この芋ようかんの食べ方の裏技がある。
この芋ようかんにバターを少し乗せ、オープントースターでしばらく
焼くと、何ともいえない和風スイートポテトが出来上がる。
本当に何ともいえないいい味がする!
贅沢な食い方である。

どうしても急いで食べたいなら、この本店のオレンジ通り側の2階
が喫茶室になっているから、トントンと上がって芋ようかんと
あんこ玉を頼べばいいい。すぐ食えるが、ここの喫茶室の隠し玉の
品は、なんと言ってもみつ豆がうまい!
本当にうまいのである。
ここで女性を口説くと98%落ちる!!

食べたところで、今回はここまで……レポートは雷門助七でした。

更新日:2012.01.06 (金) 08:06 - (JST)